神奈川県全域・東京多摩地域情報誌を発行している㈱タウンニュース社の記者が来社し、
社内の様子・SDG’Sの取組み・代表や若手社員へインタビューなど取材を行って帰られました。
その時の取材記事はこちらになります。
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(2024年度も継続中)
昨今の厳しい電力事情から推測すると、今後数年間はこの状況が続くと思われます。そこで空気と水廻りの設備面で省エネ対策できる項目を列挙します。
約20年前までの空調機は現在主流のインバーター式空調機ではない為、負荷の大小にかかわらず常に一定の能力で運転しており、温度の調節はコンプレッサーのONとOFFを繰り返すことで可能としていました。しかしながら、現在ではインバーター化し大きな能力を必要するときには大きな能力を出し、小さくて良い時には小さな能力を出す方式になりました。古い空調機はインバーター搭載機に切り替えることをお勧めします。
新しい冷媒R32は、従来のエアコン用冷媒(R22)に比べて地球温暖化係数が約1/2.7でR410Aに対しては約1/3。冷暖房時のエネルギー効率が高く、R410Aに対して約5%程度効率が良い。
エアコンの設定温度を1℃変化させることで約10%省エネになると言われています。季節や天候、時刻などに応じて設定温度のこまめな管理が省エネにつながります。
設定温度の範囲を制限出来たり、一時的に設定温度を変更した場合でも設定温度を自動的に戻して冷やし過ぎや暖め過ぎを防ぐリモコンもあります。
管理室などに集中リモコンがある場合は、手元のリモコンの操作を制限し、スケジュール設定機能で管理できるものがあります。
家庭用エアコンのフィルターをはじめ、ファンコイル、エアハンドリングユニット、ロールフィルターなど様々なフィルター類の洗浄により圧力損失が軽減され消費電力の低下や熱交換の効率が高まります。
家庭用掃除機のゴミパックやフィルターを清掃すると、掃除機の吸込みが良くなる事と同じです。
汚れ具合にもよりますが、フィルターだけではなくエアコン室内機本体の熱交換器フィン部分も清掃が必要になる場合があります。
全熱交換器オフィスビルや事務所等で換気扇による換気システムの場合、換気による熱のロスが発生しています。その為、全熱交換器特に空調と連動した年熱交換器を設置することをお勧めします。(空調機が古くても全熱交換器を連動できる場合があります。)
全熱交換器とは、排気と給気の熱と湿度両方を交換し、換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用しながら換気できる機器です。排気と給気は仕切り版で仕切られているので、混ざることなく換気が可能です。
換気扇や空調等のダクト内の清掃はこまめに。普段内部を見ることが出来なので汚れ具合は認識しにくいですが、清掃していない為にまったく機能しておらず、電気代だけの浪費になっています。
家庭用掃除機のゴミパックやフィルターを清掃すると、掃除機の吸込みが良くなる事と同じです。
モータ-の異音点検、ファンベルトの緩みによる高音の響き音等テンション調整をする事で省電力と高効率につながります。
受水槽・高置水槽方式の給水方法から直結給水化。水道配水管の圧力を利用出来る為、省電力化につながる。
<注意>横浜市の場合、市内各所には多くの丘や山等の起伏がある為地域によって水道配水管の水圧が変化します。建物の立地状況によって該当しない場合も有りますので、事前の調査が必要です。
温水便座の温度調節やおしり洗浄の温水温度を低めに、もしくは電源をOFFにする。
増圧ポンプを多段に設置することにより、高層階への直結式給水が可能となりました。
横浜市水道局では、安全でおいしい水を水道管から直接蛇口までお届けするため、直結式給水の普及拡大を推進してきました。
増圧ポンプを多段に設置する直結増圧式給水の新方式(以下「直結多段増圧式給水」という。)について調査した結果、より高層階への直結給水が可能であり、導入のメリットが大きいことから、横浜市水道局ではこの方式による給水装置工事申込を平成23年5月から受け付け、高層建物への直結増圧式給水の拡大を図ります。
水道管から直接蛇口まで増圧ポンプで給水する直結増圧式給水は、受水槽式給水と比べてより安全でおいしい水の供給や省エネルギーの推進、建設費と維持管理費の低減が期待できる。横浜市水道局は、今回の「直結多段増圧式給水」の導入により、これまで15階建て程度までであった高さ制限が無くなった為、より高層の建物への直結式給水が可能となりました。
<各項参考文献: 横浜市水道局ホームページより>
道路に埋設された配水管と各ご家庭の給水装置(水道設備)を直接つなぐ給水方式。給水装置とは、各ご家庭内の給水管、止水栓及び蛇口などの器具をまとめて呼ぶ場合の名称です。なお、給水装置は皆さまのご負担で設置していただき、維持管理していただくものです。
既設受水槽や高置水槽等を撤去し配水管から水道水を直接各蛇口へ供給するため、水質が安定します。受水槽や高置水槽が不要となり、土地の有効活用・建物の景観が良くなり、さらに今まで必要だった受水槽の衛生管理費・維持管理がコストダウンすることが出来ます。また省エネ的な観点から見ると、水道本管からの水圧を利用できる為、省電力化につながります。
(注意)直結給水方式は、受水槽や高置水槽がない為水道水を貯めておくことが出来ません。そのため、災害時、断水やその他水道工事の際には水道が供給できないので、あらかじめ飲み水等を貯めておく事が必要です。
平成23年度から横浜市水道局で採用となった給水方式。これまで200戸15階建て程度の建物までしか対応できなかった直結増圧(加圧)式給水方式の高さ制限をクリアし、また、より高層の建物における受水槽式給水(高置水槽)方式からの切替が可能となりました。
直結多段増圧式給水のメリット
(1) より高層の建物への直結給水
これまでの増圧ポンプ1段の直結増圧式給水より高層の建物への給水が可能となります。
(2) より安全でおいしい水の供給
受水槽を経由せず蛇口まで直結式で給水するので、より安全でおいしい水を供給することができます。
(3) 建設費の縮減及び省スペース
受水槽式給水に比べ給水設備に係る建設費が低減でき、受水槽スペースが不要となるので、スペースの有効利用が図れます。
(4) 維持管理費の低減
受水槽が無いので受水槽の維持管理費が不要となります。
(5) 電力費の低減及び省エネルギーの推進
配水管の水圧を有効利用することで、受水槽式給水で使用する加圧給水ポンプより少ない電力で給水が可能となり、電力費の低減と省エネルギーが推進できます。
<注意>横浜市の場合、市内各所には多くの丘や山等の起伏がある為地域によって水道配水管の水圧が変化します。建物の立地状況によって該当しない場合も有りますので、事前の調査が必要です。
中高層の建物は、一定の要件を満たしている場合、増圧(加圧)ポンプを設置することで直結給水できます。
給水水圧に余裕がある場合は、増圧(加圧)ポンプの設置が猶予されることもあります。
この方式では、200戸15階建て程度の建物まで給水が可能となりました。それ以上の高層建物へは、直結多段増圧給水方式を採用します。
<注意>横浜市の場合、市内各所には多くの丘や山等の起伏がある為地域によって水道配水管の水圧が変化します。建物の立地状況によって該当しない場合も有りますので、事前の調査が必要です。